コネクタ事業部技術三部


 

耐久性と小型化、相反する要求をクリアする

コネクタの設計、開発部門は、マーケット分野別に技術一部から四部で構成。私は技術三部で自動車用コネクタ(MXシリーズ)の設計、開発を担当しています。特に、ナビゲーションシステムやオーディオなどが搭載されたインパネやエアバッグなどで使用されているコネクタが私の担当。設計開発の立場として、営業段階からお客様との仕様調整にもかかわるほか、設計後の生産工程や納期、品質管理など、つねに社内の関連部署と連携を図り、製品開発に取り組んでいます。自動車はさまざまな環境で走るために、高い耐久性(振動、高温、寒冷、防水、防錆)が求められています。一方で車体内はスペースの問題もあり、耐久性とは相反する小型、軽量化が必要、まさに設計者の技術力が問われるところです。

新たな発見も失敗もすべてが自分の財産になる

仕様調整、CAD設計、試作品工程、評価試験、量産工程と仕事は流れていきます。その中でも、仕様調整、CAD設計のウエイトが高く、検討から設計までのプロセスがこの仕事の醍醐味といえます。開発の初期段階でお客様の気づいていない部分を見つけ、指摘することもあれば、製品化が不可能な図面を描いたりと失敗することもあります。すべてが自分の財産だと前向きに考え、同じ過ちを繰り返さないように努めています。また完成後にお客様からいただいた技術的なフィードバックを、次の改良に生かしていくことも重要です。お客様メーカーの自動車のフルモデルチェンジに伴い、材料選定、形状の工夫など、さらに高性能化したコネクタ開発が今の私のテーマ。貪欲に知識や新技術を吸収し、自らのスキルをさらに磨きたいですね。

社内一貫体制だから総合力を十分に発揮できる

設計、開発から生産工程まで社内で行なっているため、情報や技術の共有化を図ることができます。コンペなどでお客様に提案する際やトラブル対応などで当社ならではの総合力を発揮できることが大きな強みだと思います。自分の興味のある分野にもチャレンジするなど、自らの目標に向かって成長したいと考えている方にはいい環境だと思います。私は学生時代、電動機のトルク制御について研究していました。どうしても、ものづくりに関わりたい。そんな思いから当社を選んだのです。専攻は電気工学でしたが、機械工学、材料工学などさまざまな知識が必要になります。仕事を通して、まだまだ学ぶべきことはたくさんあります。新製品はもちろん、他分野のコネクタもチャンスがあれば挑戦したいと考えています。

 

技術営業という貴重な体験が、設計者としてのベースになった

数年前、当社の営業拠点である宇都宮営業所に2年間常駐したことがあります。自動車の開発は非常にスパンが長く、お客様メーカーの開発初期から設計者として、営業と緊密に連携して対応する必要があったのです。「技術営業」としてのその2年間は非常に貴重な経験でした。お客様と仕様調整などの打ち合わせを直接行うことにより、なぜこのような仕様が必要なのか、技術的な課題は何かなどという、お客様のコネクタに求める奥にあるものがよく理解できます。その結果が最適な製品提案、受注に結びつくのです。今でもここでの体験が設計者としてのベースになっています。
また宇都宮に駐在中に結婚。仕事に打ち込んでいるときは不思議とプライベートも充実するものです。毎年、社内サッカー大会にも参加し、同僚との交流も打ち解けた雰囲気があります。職場でも困ったことがあると皆がそれぞれの得意分野を持ち寄って相談する場面が日常的に見られます。オフタイムの充実が、仕事にも好影響をもたらすと思います。