ページの先頭です。

ページ内を移動するためのリンク
本文(c)へ

ここから本文です。

加速度計・加速度センサーとは

  
   加速度計製品はこちら

加速度計・加速度センサーとは

電車に乗っていて、電車が加速すると体が電車の動くのと逆側に力を受けます。この加速が激しいと、体が倒れそうになります。この加速や減速で速度が増えたり、減ったりする量を加速度と呼びます。
加速度が加わったときに、電車に乗っている人が受ける力は、有名なニュートンが見つけた式
      F = m a (F:力、m:質量、a:加速度)
だと知られています。
電車に乗っている人の場合、
    電車の加速が a、人の体重が m、体を倒そうとする力が F となります。

電車による加速度の説明
電車による加速度の説明

加速度計・加速度センサーの原理/仕組み

F = ma という式が分かっているので、加速度 a は
      a = F/m (a:加速度、m:質量、F:力)
これより加速度計は質量mに加わる力 F を測定すれば、計測できることが分かります。
質量 m を知っていて、力 F を計測して、加速度 a を提示するのが加速度計です。

  
バネに加わる力

左図は、バネの縮み量が力に比例(力の変化に対して縮みの変化が同じ)するものを使い、縮みを測っています。縮み量を測る方法は色々あります。

バネに加わる加速度(力)
 
  

性能の良い加速度計とは

加速度 a は F を何かの方法で測ることで計測されるので、 F が大きいほど精度よく計測できます。
      a = F/m (a:加速度、m:質量、F:力)
Fを大きくするには、 m が大きい必要があります。そのため加速度計は内部の計測用質量 m が重いほど性能が良いです。 質量 m が重いと大きくなるので、一般的に大きい加速度計の方が性能は良いです。もう一つは F を測る方法自体の性能が良いと、性能の良い加速度計になります。
例えばバネの縮みで力 F を計測する場合 F = k x という関係を使います。k を知っていればバネの縮みで F が測れます。

  
バネに加わる力

左図では大きく重りの位置が変わりますが、バネが硬く実際にはごく僅かです。バネの僅かな縮みを計測するのには静電容量変化を測る方法が精度が良いと知られています。

バネに加わる加速度(力)
 
  

加速度計は大きく分けて、オープンループと呼ばれるものとクローズドループ(サーボタイプ)と呼ばれるものがあります。

   

オープンループの加速度計とは

オープンループタイプと呼ばれるものは、質量 m が受ける力 F をそのままいろんな物理法則で計測するものです。

複数の脚がバネとなるもの

片持ち形式のバネで支えているもの

一般的な加速度ピックアップの形状

  

クローズドループ(サーボタイプ)の加速度計とは

クローズドループ(サーボタイプ)の加速度計は、質量 m が力をうけて変位(位置が動く)するのを元の位置の方向に戻す作用を付け加えたもので、この働きをするものをサーボ機構というので、サーボタイプと言われます。クローズドループ(閉じた円環)というのは、変位の情報を使って質量 m の位置を戻す方向に力を発生するという一連の情報の流れが円環になっていることによります。

クローズドループ(サーボタイプ)の加速度計の場合は質量 m に働く力 F
      F = ma (F:力、m:質量、a:加速度)
と釣り合う力 F を位置を戻す方向に発生させます。
計測される加速度は発生させる力 F により示されます。

  

サーボ加速度計(クローズドループタイプ)の例

よく知られたサーボ加速度計(クローズドループ)の例を右図に示します。
質量 m にあたるのは、ペンデュラム+トルカコイル2個、マグネットはペンデュラムやコイルには接触していません。
トルカコイルに電流を流して、磁界を発生させてマグネットと の間の電磁力が力 F’となります。トルカコイルに流れる電流が質量 m に加わる力 F と釣り合わせる F’に比例するので、流れる電流値で加速度が計測できます。
弊社のクォーツサーボ加速度計はこのタイプです。

クォーツサーボ加速度計
クォーツサーボ加速度計
  

サーボ加速度計の性能が良い理由

似た形式のオープンループとサーボ加速度計(クローズドループタイプ)の加速度計を比較します。

オープンループタイプ

クローズドループタイプ

オープンループタイプ1
クローズドループタイプ1

力と変位が正確に比例する物理的バネは
実現が難しいので非線形エラーが出やすい

電磁力は電流と力が正確に比例し、
電流は計測しやすい

オープンループタイプ2
クローズドループタイプ2

ケースに外力が働くと、バネに影響して重りの位置が変わり
出力値が変動しやすい

ケースとの接続部は薄肉なのでケースに外力が加わっても重りの
位置変動が発生しにくい

オープンループタイプ3
クローズドループタイプ3

加速度が加わると重りの位置が動き、真の入力軸が
変化してエラーが大きくなる

重りの位置がほとんど動かないので真の入力軸の変化が
少なくエラーが小さい

     

加速度計・加速度センサーの用途

加速度センサーは、私たちの生活の隅々から、海底深海から宇宙まで最先端の産業に、あらゆる場所で「動き」や「傾き」を監視し、社会を支えています。

地震計

地震の揺れを計測
     [必要な特性] 高精度、高信頼性、長期設置でのメンテナンスフリー、広い周波数特性、低ノイズ

半導体/FPD製造装置用除振装置

製造装置の揺れを計測
     [必要な特性] 高精度、高信頼性、低ノイズ

高精度傾斜計

長期間での建造物や地盤傾斜変動の計測
     [必要な特性] 高精度、高信頼性、長期設置でのメンテナンスフリー、低ノイズ、長期安定性

チルトテーブル

観測用テーブルの微小傾斜計測
     [必要な特性] 高精度、高信頼性、長期安定性

宇宙探査機 / 軌道上作業機

宇宙での移動状態の計測
     [必要な特性] 高精度、高信頼性、長期安定性、耐放射線特性

掘削装置

掘削傾斜角度の計測
     [必要な特性] 高精度、高信頼性、耐温度、耐振動、耐衝撃

鉄道車両

ブレーキ時の車両減速挙動計測
     [必要な特性] 高信頼性、長期設置でのメンテナンスフリー、耐振動、耐衝撃

高精度IMU

陸海空の各種機体の姿勢と運動の計測
     [必要な特性] 高精度、高信頼性、長期安定性、安定した温度特性、耐振動、耐衝撃

   
   加速度計製品はこちら
  
   お問い合わせはこちら