コネクタ事業部 生産技術部門
工学部 応用化学科 2012年卒業
Q.入社動機を教えてください
~2011年 東北の学生に手を差し伸べてくれた会社~
大学で応用化学を専攻していたので、最初は化学に関する仕事から企業研究をスタートしました。途中で別の分野にも興味がわき、「電機系のメーカーで、どのように自分の専攻が活かせるのか試してみたい」とリサーチを開始。 同時に地元の青森や東北に貢献できる仕事も検討しました。 しかし、就職活動が本格化する時期に東日本大震災が発生し、説明会や見学などの活動がほぼストップ。それまでは地元へのUターン就職も選択肢にありましたが、断念せざるを得ませんでした。 そうした状況の中で、当社から大学に対して震災を配慮した学生募集の案内がありました。弘前に大きな工場を構えていたため社名は知っており、 世の中が混乱している時に手を差し伸べてくれたことに加え、研究室の先輩が入社していたこともあって一気に興味がわき、入社を志望しました。
Q.現在の仕事内容を教えてください
~スマートフォン用コネクタのめっき処理を担う~
生産技術部門は、設計されたコネクタをどのように生産するかを検討し、生産設備の設計や技術の開発など、量産化までの一連の流れを担当します。 その中で私が担当しているのは、スマートフォン用のコネクタにめっき処理をする工程。コネクタ端子に電気導電性や耐食性、はんだ付け性などの特性を 付与する為に行います。 具体的には、まず設計部門から新規開発の仕様図面が提示されると、めっき処理の方法を検討し、打ち合わせをします。お客様から求められる性能を満たし、 かつ現場で生産しやすい仕様となるよう調整します。 試作品ができあがったら、めっき品質を評価・分析。その結果をもとに、再度めっきの仕様調整や改善を提案し、再試作。この流れを繰り返し、量産が開始されるまでをサポートしていきます。
Q.職場の環境を教えてください
~女性の技術職が増え、産休への配慮も温かい~
やりたいことは積極的にやらせてくれる会社です。外部セミナーや展示会に行きたいと希望すると、「ぜひ勉強してきてください」というスタンスで送り出してくれます。 また、女性の技術職も増え、女性同士での相談もしやすくなりました。 私は妊娠中に休みをとることが多かったのですが、「無理しないで」と言ってもらい、精神的に非常に楽になりました。 現在は育児短時間勤務の制度を利用し仕事と子育てを両立。自分の裁量で仕事を進められるので、不自由はありません。
Q.1日のスケジュールを教えてください
8時15分 出社(育児短時間勤務中) | メール、スケジュール確認。分析評価にかける時間を決めて行動開始! |
9時00分 サンプル開梱、評価分析① | サンプルがきたら早急に評価へ。午前中は部品外観などすぐに確認できるところから取り掛かります。 |
11時30分 評価報告 | 午前中に確認できたことを、自他部署や試作工場に報告します。 |
12時00分 昼休憩 | 社員食堂で同期と昼食をとります。 |
12時45分 評価分析② | 時間のかかる評価分析は午後から集中して対応する事が多いで |
15時00分 結果報告、打ち合わせ | 評価結果を報告し、必要に応じて打ち合わせをします。 |
16時00分 退社 | メールと次の日の業務内容について確認してから退社します。 |
Q.オフタイムの過ごし方を教えてください
~家族で過ごす時間を最優先~
結婚して子どもが産まれてからは家族で過ごす時間が最優先。以前は、 動物園の年間パスポートを買って家族で通ったり、長期休暇は遠方に住む父母のもとへ帰省したりしました。 最近は、遊び道具とお弁当を持って近所の公園でピクニック。時には保育園のお友達やママさんたちと一緒に遊ぶこともあります。