環境報告書2012

環境監査

環境監査

 航空電子グループ統合環境マネジメントシステムは、2005年8月統合認証後6回のISO14001審査を受審しました。内部環境監査では、地球温暖化対策の実効性およびリスク予防に重点を置き監査を実施しました。
●ISO14001審査の結果
 2011年度のISO14001定期審査においては、環境マネジメントシステムが包括的に継続して有効であるとの判定により、更新が承認されました。改善の機会として「環境側面」、「目的目標及び実施計画」及び「運用管理」関係の指摘があり、改善に取り組んでいます。
●内部環境監査の結果
 2011年度の航空電子グループ内部環境監査では、運用管理関係の項目、法的・その他要求事項、環境側面の項目が多く指摘されました。
 昨年とは指摘内容に違いがあり、今年は半数近くを「力量表」に係わる指摘が占める結果となりました。これらの項目は事前調査表において昨年より具体的内容を指示したことによるものと推察されます。また、指摘事項の数に着目すると、観察事項が減少し、要望事項が増加しています。今後は新たな視点での課題抽出を行えるよう事前調査表を含み監査手順の見直しを検討していきます。
 内部環境監査における不適合は、遅滞なく是正処置を講じ再発防止を図っています。また、内部環境監査の結果はグループ環境統括担当役員に報告し、マネジメントシステムの見直しに反映しています。
 2011年度の環境品質内部監査は、環境アドバイザーによる相互評価方式で実施しました。監査結果では問題となる指摘事項は無く、環境品質に関しても体制、運用ともに充実してきているといえます。一方今後も更なる向上を目指し、また外部監査に対応していくためにも更に監査を厳格化し、システムのスパイラルアップを図っていく必要があります。 

■2011年度 ISO14001定期審査
審査実施サイト ストロングポイント 指摘事項
カテゴリーA カテゴリーB 改善の機会
JAEグループ、JAE、HAE及びSAEサイト 2件 0件 0件 12件
■2011年度 内部環境監査
審査実施サイト ストロングポイント 指摘事項
不適合 観察事項 要望事項
JAEグループ及び全サイト 17件 5件 25件 40件
■2011年度 環境品質内部監査
審査実施サイト 所定設問による相互評価方式にて評価 [%] (注1)
○(注2) △(注3) ×(注4) 非該当
JAEサイト(コネクタ、航機、UIS)
HAE、YAE、FAE、SAEサイト
92% 7% 2% 26%
(注1) ○、△、×の比率は、非該当を除いた全設問に対する比率を示す。
(注2) ○は、規程類の整備及び実施記録のエビデンスが100%確認できること。
(注3) △は、○及び×以外の場合を示す。(注4) ×は、明らかに規程類や実施記録がない場合を示す。 

2011年度 ISO14001定期審査の様子