2026年3月期決算について
2026年4月24日
本日発表いたしました、2026年3月期決算の概要をお知らせいたします。●2026年3月期決算概要(累計)
当社グループの2026年3月期の連結業績は、
| ■ 売上高 |
2,278億72百万円 |
(前年度比 102.8%) |
| ■ 営業利益 |
89億37百万円 |
(前年度比 57.2%) |
| ■ 経常利益 |
82億48百万円 |
(前年度比 55.6%) |
| ■ 当期純利益 |
70億69百万円 |
(前年度比 61.0%) |
となりました。
この業績の背景・要因は以下によるものです。
当連結会計年度の世界経済は力強さに欠ける展開の中、米国では期後半に関税政策による物価上昇や雇用情勢の悪化等により減速の兆しが見られた他、欧州では製造業を中心に需要低迷の影響が継続し、中国では個人消費や設備投資が減速するなど、景気は弱含む展開となりました。わが国経済も、緩やかな回復が継続したものの、物価上昇による消費マインドの下振れ、通商問題による企業業績への影響など、不透明感の高い状況となりました。こうした中、期末には中東情勢の悪化による原油価格の急騰、燃料及び石油化学製品の供給懸念や為替の急変動などにより、各国経済に大きな混乱が生じました。
当社グループの関連するエレクトロニクス市場においては、自動車市場で堅調な需要が継続したものの、電動車の成長鈍化や、欧州・中国市場で一部自動車メーカーの販売不振などが見られた他、携帯機器市場は地域・製品毎に需要の状況が異なる中で全体では微増にとどまり、産機・インフラ市場も、一部FA向けなどで上向く動きも見られましたが本格的な回復には至りませんでした。一方、航空・宇宙市場では、防衛装備品の需要が引き続き堅調に推移しました。
このような状況のもと当社グループの売上高は、主力のコネクタ事業を中心に、全体としては堅調な需要環境のなかで、グローバルマーケティングと新製品開発のスピードアップによる受注・売上の拡大を図り、前年度を上回る売上高を確保しました。
一方で、利益面については、内製化の推進による工場稼働率改善、設備効率化によるコストダウン、諸費用抑制など経営全般にわたる効率化を推進し業績向上に努めたものの、主力のコネクタ事業において幅広く使用される金や銅などの主要原材料価格が期後半にかけて急騰した影響に加え、自動車市場、携帯機器市場において今後の成長を担う新製品の立上げに伴うコストが発生したことにより、想定を上回るコスト増となり、上記の業績となりました。
なお、当期の期末配当金につきましては、1株につき30円を予定しております。この結果、当期の年間配当金は、中間配当金(30円)とあわせて1株につき60円となります。
●2027年3月期通期見通し
当社グループの関連するエレクトロニクス市場は、自動車市場においては、引き続きADAS・自動運転の進化に伴う電装化の進展が見込まれ、また、携帯機器市場においても最先端の小型化製品ニーズなど、技術革新が続く見込みです。加えて、産機・インフラ市場においては、AIやデータセンタの普及拡大などを背景とした半導体製造装置および工作機械需要などの回復が期待されます。
一方で、地政学リスクの高まりや原材料価格の高止まりなど先行きが不透明な状況にあります。
2027年3月期の通期連結業績予想につきましては、以下の通り予想しております。
|
予想 |
前年度比 |
|
| ■ 売上高 |
2,400億円 |
(105.3%) |
| ■ 営業利益 |
95 億円 |
(106.3%) |
| ■ 経常利益 |
85 億円 |
(103.0%) |
| ■ 当期純利益 |
60 億円 |
(84.9%) |
なお、通期連結業績予想の前提となる為替レートは、1米ドル153円としております。
なお、昨今の中東情勢の緊迫化に伴い、原油価格やエネルギー供給の不安定化などのリスクが高まっています。これにより、当社グループの生産活動に必要な原材料や部品の調達、さらには海外拠点を含む製品輸送において、リードタイムの長期化やコスト上昇が生じる可能性があります。当社グループにおいては、サプライヤーの分散化や代替調達先の確保などにより素材や部品の安定的な調達に努めるとともに主要顧客との適切な売価交渉を進めるなどしてリスクの抑制に努めますが、影響が長期化した場合には、サプライチェーン全体での供給難や各機器市場での需要変動などの間接的な影響も発生する可能性があります。これらの影響については現時点で合理的に算定することが困難なため、本業績見通しの前提には含まれておりませんが、業績への影響が懸念される事態においては、速やかに開示いたします。
また、今期の配当金につきましては、中間配当金、期末配当金それぞれ1株につき25円、年間配当金50円を予定しております
以 上
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