CHAdeMO規格に準拠したEV充電用コネクタ「KW07Cシリーズ」を販売開始

～定格電流200Aで取り扱い性の向上を実現～

2024年2月1日

　日本航空電子工業は、CHAdeMO規格（*1）に準拠した定格電流200AのEV充電用コネクタ「KW07Cシリーズ」（UL認証（*2）対応品）を開発し、販売を開始いたしました。

概　要

　世界各地でEV（電気自動車）急速充電インフラの整備が計画され、EV充電用コネクタの大電流化が求められています。一方、充電電流が大きくなると、充電コネクタ用ケーブルが太く重くなり、取り扱いが困難になるという課題がありました。
　このような背景の中、当社は国内の急速充電器においても採用が拡がっている定格電流200Aに対応すると同時に、取り扱い性に優れたCHAdeMO規格準拠EV充電用コネクタ「KW07Cシリーズ」を開発し、販売を開始しました。本製品は小型軽量化およびケーブルの柔らかさに重点を置いて開発を行い、定格電流125AのEV充電用コネクタとほぼ同等の取り扱い性を実現しています。
　安全面では、北米を中心に広く信頼されている製品安全規格であるUL認証における厳しい防水試験に合格しています。加えて、既存KWシリーズで実績のあるリリースボタン電磁ロック機構（*3）や緊急離脱機構（*4）を採用しており、安心してご使用いただける製品仕様になっています。

　当社は、取り扱いの安全性や容易性、耐環境性などの品質を徹底して追求した「強さと品質の高さを兼ね備えたEV充電用コネクタ」を「Powerlance™」ブランドとして展開しています。
　今後もEV充電用コネクタ「KWシリーズ」のバリエーションを拡充し、お客様の多様なニーズにお応えしてまいります。

特　長

• CHAdeMO準拠
• UL認証対応
• 耐環境性の高い材料を使用した高信頼設計
• 小型・高強度設計により軽量化を実現
• 高出力（出力90kW級）な充電システムに対応

適用機器・市場

一般仕様

※KW07Cシリーズのバリエーションとして、より大電流に対応する製品も今後販売予定です。
（製品重量、ケーブル仕様等には変更があります）

*1：CHAdeMO協議会が標準規格として提案する充電方法の商標名。
*2：アメリカに本拠を置く第三者安全科学機関であるULが行う認証。EV充電コネクタが対象となる安全規格はUL2251。
*3：充電中に誤ってリリースボタンが押されてもコネクタが外れないようにロックする機構。
*4：コネクタに何らかの異常が発生し車体から取り外せなくなった場合でも、緊急操作を行うことで取り外しができる機構。
*5：使用温度範囲にて、定格電流以上での通電対応については、お問い合わせください。

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