環境報告書2013

グリーン調達の推進

グリーン調達の状況

◆2012年度の活動状況(活動結果)
  現在RoHS、REACHを初として、世界中で含有化学物質に対する要求は年々厳しくなってきています。この様な状況に対応するためには、サプライチェーン全体での含有化学物質の管理や環境保全体質確立等が必須であると考えています。
その為、航空電子グループでは、お取引先様協力のもと、以下の取組みを実施しています。
  ● お取引先への「グリーン調達ガイドライン」の提示
  ● 定期的な環境品質確認の実施および環境管理計画による進捗管理
    2012年度の環境管理計画による環境品質確認の実績は以下の通りであり、目標値を超える成果を達成しています。
  2012年度環境品質確認実施取引先数:目標値214社に対し、実績240社

◆航空電子グループにおける取組みの内容

(1) 環境アドバイザー認定制度
  2004年度より「環境アドバイザー」がお取引先様の環境品質確認を担当しています。
この「環境アドバイザー」は、新任または任期更新の教育を受け、試験に合格した者のみ認定されます。
2012年度の認定者は以下の通りです。
★新規認定者: 20名、 ★更新認定者: 100名 (任期中:約200名)
  その結果2013年3月末で国内/海外合せて約320名の「環境アドバイザー」が、各地のお取引先の環境品質確認を行っています。

(2) 環境品質管理体制の構築
  国内/海外生産工場に蛍光X線分析装置を設置し、受入/出荷検査および化学物質含有データの信頼性確認等で必要と判断した場合は自社にて分析可能な体制を確立しています。
また、化学物質含有データは、独自の環境データベースで管理し、顧客からの情報提供に対応しています。

(3) お取引先様とのコミュニケーション
  環境品質向上には、化学物質含有データの提供等、お取引先様の協力が不可欠であり、そのため相互信頼に基づいた体制の構築が必須となります。
昨年同様2012年度も、コミュニケーションの機会として、お取引先様と相互の強みを生かした関係構築を目指し、「新春懇親会」を開催しました。
また、主要お取引先様に対して「調達方針説明会」を開催する等、強固なパートナーシップの構築を図ってまいります。

 
2012年度調達方針説明会 風景
説明資料の一部