2022/01/21

USB4  Thunderbolt4

意匠性に優れたPCの周辺機器をライバルに先駆けて発売したい…

USB Type-C®コネクタだけで、これだけのラインアップ!最適な一品が見つかった

背景

PC周辺機器メーカーのX社は、大手PCメーカーが発売する最新モデルをターゲットにしたアプリケーションとして、新たな周辺機器のラインアップを追加することになった。開発コンセプトを具体化する段階で、I/OコネクタとしてUSB Type-Cを採用することは決定していた。しかし、マーケティング部門からの要求、意匠デザイナーからの要求、製造部門、品質部門、資材部門からの要求を満たすことと、競合メーカーに先んじて製品販売を行うために設定された短い開発期間では、I/Oコネクタを選定することは難航が予想された。

USB4  Thunderbolt4

課題

最新の規格・品質を維持しつつ、デザイン性も重視したいが…

商品開発部はこれらの要望に応えるため、大急ぎで仕様をまとめ、コネクタの選定に移らなければなりません。仕様の詳細を詰めていくと、伝送特性が担保されることの他にターゲットPCのデザインと親和性を高くすることも必要で、意匠デザイナーの要求は、I/Oコネクタの設置位置について0.1mm単位の細かい位置指定をされました。また、担保する伝送特性もUSB Type-Cは最新のUSB4™規格、Thunderbolt™4規格にも対応する必要が出てきたのです。

商品開発部の責任者のK氏は、開発初期を次のように振り返ります。
「弊社のユーザーの多くは、デザインやブランドにこだわりをもっています。そのため、I/Oコネクタの位置も、製品内の基板に対する実装高さ、奥行きで条件を満足することが必要なため、デザイナーはいつもより気を付けていましたね。」

一方で、製造部門、品質部門、資材部門からは、組み立て性、製品強度を含めた部品品質、安定供給などを考慮し、実績があるメーカーの製品採用を求められました。

USB4  Thunderbolt4

競合メーカーに先んじるためにもI/Oコネクタのベンダー選定は急務です。USB Type-Cコネクタを製造販売するベンダーは多数存在することは認識していたのですが、今回の製品開発に安心して採用できるメーカーを見つけ出すことは、当初想定していた以上に難しかったのでした。

課題のポイント

マーケティング部門は、最新のUSB4規格、Thunderbolt4規格対応が必須と考えていた

意匠デザイナーは、ターゲットPCの高いデザイン性と親和性を上げるため、I/Oコネクタの搭載位置も0.1mm単位で位置を指定

製造、購買系の部署からは実績があるメーカーの製品採用を求められた

解決

さまざまな利用用途に応じた豊富なラインアップからコネクタを提案!