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2025/06/17

USB Type-Cアプリケーション用コネクタ・ソリューション

USB PD (パワーデリバリー)

USB Type-C®コネクタは、単なる形状の統一だけでなく、多様な通信規格に対応できる柔軟性を持っています。またUSBの機能として、忘れてはならないものに「電力供給」があります。この給電機能も、USB規格の改定に合わせ給電専用の規格として制定され進化してきました。本記事はUSB PD(パワーデリバリー)の規格についてご紹介致します。

※USB4®, USB Type-C®はUSB-IF(USB Implementers Forum, Inc.)の商標です。
※USB-IFは、ユニバーサルシリアルバス仕様を開発した企業グループによって設立された非営利法人です。

USB PD とは?

USB-IF(USB Implementers Forum)が策定した規格です。USB Type-C コネクタ、ケーブルを使って、USB BC 1.2(Battery Charging Specification Revision 1.2)の最大7.5W(5V/1.5A)を超える電力の受給電が可能になるほか、ソースとシンク、ホストとデバイスの入れ替え、USB以外の通信プロトコルの伝送(オルタネートモード)のネゴシエーションに利用されます。USB PD規格が登場するまでは、USBポートを使って電力を供給する場合には電圧は5Vに限定されていました。USB PD規格により、電圧範囲を拡大することで、より大きな電力を供給することが可能になりましたが、今回、規格に追加された“EPR”により、電圧範囲が更に拡大され、USB PD R3.1(EPR)では、最大電力が100W(20V/5A)から240W(48V/5A)に引き上げられました。

下表に、USB規格で定義される電力供給の規定一覧を示します。

動作モード 最大電圧 最大電流 最大電力
USB2.0 5V 500mA 2.5W
USB3.2 5V 900mA 4.5W
USB4 5V 1.5A 7.5W
USB BC 1.2 5V 1.5A 7.5W
USB Type-C Current @1.5A 5V 1.5A 7.5W
USB Type-C Current @3.0A 5V 3A 7.5W
USB PD 3.1 20V 5A 100W
USB PD 3.1(EPR) 48V 5A 240W

USB Type-C®シリーズ 製品バリエーション


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