2024/06/12

統合ECU向け基板間接続コネクタMA02シリーズ

統合ECUの要求に適合したコネクタ開発

基板間接続フローティングコネクタMA02シリーズ【開発中製品】

自動化や電動化など自動車の技術が発展することにより、車両の様々な機能にECU(Electric Control Unit)が搭載されることでドライバーの運転をサポートしています。しかし、自動車1台あたりに搭載されるECUの数が増えることで、スペースや重量の問題、ネットワークが複数に及ぶなどの課題が生じています。

これらの課題を解決すべく、ECUを集約する“統合ECU”の開発が進んできており、この要求に適合したJAEで開発を進めているコネクタを紹介します。

安全支援システム搭載車

E/Eアーキテクチャの変化と統合ECU

自動車は急激な進化を遂げており、運転支援や自動運転をはじめとした新たな機能の搭載が続いています。

それぞれの目的に合った処理が必要とされるため、分散型アーキテクチャでは自動車に搭載されるECUの数は100を超えるといわれています。ECU数の増加とともにワイヤーハーネスも増加し、重量や配索コストが課題となってきました。そのため、車両アーキテクチャは、ある程度まとまった機能ごとに集約・統合し、ECUやワイヤーハーネス数を削減する「ドメイン・アーキテクチャ」が主流となりつつあります。

そして、次世代のE/E (Electrical/Electronic)アーキテクチャでは、車両の中央コンピュータにECUを統合する「ゾーン・アーキテクチャ」に移行すると考えられています。ドメインをつなぐ統合ECUによって、これまで各ドメイン別に行っていた情報集約や統合制御が可能となるため、さらに部品点数や開発に関わるコストを削減することができるといわれております。

分散型アーキテクチャとドメインアーキテクチャとゾーンアーキテクチャ

統合ECUに最適な基板間接続コネクタ MA02シリーズ

統合ECU化に伴い、コネクタに対する技術要求は一段高くなり、省スペース化や電源供給、放熱を考えた基板間高さへの対応、高速伝送など様々な要求事項があります。
日本航空電子工業(JAE)は、これら様々な要求事項を満たす製品として、基板間接続フローティングコネクタ「MA02シリーズ」の開発を進めております。同シリーズは、コンタクトピッチ0.5㎜、使用温度範囲はマイナス40~プラス125℃、フローティング量はX、Y方向±0.8㎜可動、1ピン当り5A対応の電源端子を4極装備。また、端子は車載の過酷な振動条件下でも接触信頼性の高い2点接触構造でありながらPCIe-Gen4・16Gbpsの伝送速度に対応しております。極数は20~160極、基板間スタッキング高さは20~30㎜で検討しています。

 

コンタクトピッチ 0.5mm
使用温度範囲 -40℃~+125℃
フローティング量 X、Y方向:±0.8mm、Z方向:±0.5mm
電源端子 5A/ピン×4箇所
極数 20、40、60、80、100、120、140、160極
嵌合高さ 20、22、24、26、28、30mm
基板間フローティングコネクタMA02シリーズ

MA02シリーズ 資料ダウンロード

基板間接続フローティングコネクタMA02資料

MA02シリーズの製品詳細は本ダウンロード資料をご覧ください。

 

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