2023/04/21
独自アイデアの構造設計採用
MX80シリーズ開発に当たり防水性や定格電流の向上、高い安全性などの性能を備えつつ小型サイズを維持することが困難だった。コネクター構造を変更し、防水用ゴムシールの先にフロントリテーナーを搭載する構造とした。小型化のために構成パーツも見直し、モールド部品はプラスチック成形上、極限の肉厚に薄型化した。金型なども自社で設計し内製している。そして、MX80の開発では試作を2回実施。最初の原理試作は、とにかく極限の小型化を追求した。その上で、2回目の試作で小型化に伴う保持力低下という課題に対し、独自のアイデアによる構造設計を採用することでクリアした。 結果、小型を維持しつつ高い防水性を備えた製品開発を達成することができた。
小型と防水性の両立で採用拡大
MX80シリーズは、小型と防水性の両立が評価され、自動車業界での採用が拡大している。ドアミラーをはじめキーレスエントリー、ライセンスプレート、フォグランプ、BMS(バッテリーマネジメントシステム)などの車載用途で使用されているほか、農業機械や電動バイクなどでの採用も進んでいる。同等仕様の製品は他社も製品化しているが、その中で最も小型の製品を目指して開発したのがMX80シリーズ。顧客からも、防水コネクターの中では最も小型、という評価をいただいている。採用用途も当初の想定以外の用途に広がっている。
MX80シリーズ採用例
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