2023/07/03
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電動車パワートレイン/BMS
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基板対ケーブルコネクタ
EⅤ・BMS向け高電圧低電流コネクタ
MY05シリーズ【開発中製品】
世界の自動車市場は、100年に一度とされる激変期を迎えており、「CASE(コネクテッド、オートノマス、シェアード&サービス、エレクトリック)」をメガトレンドに、様々な技術進化が進行している。
中でも重視されるのが、電動化シフト。脱炭素/カーボンニュートラルの観点からも、新車開発における電動車シフトの流れはますます加速することは確実となっている。電気自動車(EV)開発の動きは、先行する欧州や中国をはじめ、北米、日本など各エリアで活発化しており、市場も好調な拡大が続いている。今後はさらに加速することが予想され、2025年頃から一気に成長速度が増していくと見込まれている。
次世代のEV開発では、高性能化や一充電あたりの走行距離向上などが重視される。このため、キーデバイスであるバッテリーには、より高い電圧が求められるようになっており、EⅤメーカーやバッテリー関連企業は、次世代EⅤに向けた技術開発に全力をあげている。
さらなる高電圧化が進むBCU
EVに搭載されるバッテリーパックは、複数の電池セルを束ねたバッテリーモジュール、バッテリー監視ユニット(以下、BMU・バッテリーモニタリングユニット)、バッテリー制御ユニット(以下、BCU・バッテリーコントロールユニット)など各種ユニットで構成されており、それぞれのユニット接続部にコネクタが使用されている。
中でもBCU用コネクタには、バッテリーパック電圧を監視するため、高電圧対応のコネクタが求められ、さらに最近では次世代EⅤ向けに、800Ⅴ―1000Ⅴなど高電圧への対応が要求されている。
日本航空電子工業(JAE)では、こうしたニーズにいち早く対応し、1000Ⅴ高電圧対応・EV用BMS向け高電圧低電流用コネクタ「MY05シリーズ」の開発を進めている。