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環境報告書2024

製品への環境配慮

製品への取り組み

 製品の製造、使用、及び廃棄の各段階における環境負荷を低減するため、設計段階から環境へ配慮した取り組みを進めています。
 製品設計においては、有害性の低い材料の使用や製品の省電力化を進め、金型設計においても成型材料の利用率向上や金型の長寿命化などに取組んでいます。
 以下に各製品における環境配慮について紹介します。
 

環境配慮型製品の例

●コネクタ事業
車載用BMS向けコネクタMW23Aシリーズ

  1. プラグコネクタ組立のリフローレス化
    FPCとヘッダーコネクタの端子をダイレクトに接触させることによりプラグ側のコネクタ組立のリフローレス化を実現。顧客における組立・加工に要するエネルギーを抑制します。
  2. 端子レスで金属使用量の削減
    プラグ側の端子をなくし、ダイレクトにFPCと接触させる構造により金属使用量を約50%削減しました。

●コネクタ事業
車載用BMS向けコネクタMW24Aシリーズ

  1. ハロゲンフリー、再生材適用による環境負荷物質の削減・樹脂材料使用量の抑制
    樹脂材料には全てハロゲンフリー材を使用し、環境負荷物質の使用削減を図っています。 さらに性能を確認した上で、ハウジングに再生材を使用することで、樹脂使用量を約10%抑制します。
  2. 新しい端子構造採用による金属使用量の削減
    MW24AはFPC接続用に新しい端子構造を採用しました。これにより、従来のBOX構造端子を採用していた従来製品と比較し、接触エリアの端子1本当たり金属使用量を約80%削減しました。
  3. 低挿入力による高密度配線対応
    新しい端子のもう1つの大きな利点として、従来のBOX構造端子を採用していた従来製品と比較して、コネクタ挿入力を芯数当たり約20%低減しました。高芯数でも低挿入力を実現でき、顧客車載BMSシステムの小形・軽量化に貢献します。

●インターフェース・ソリューション事業
メタルメッシュフィルムセンサ(静電タッチパネル向け)

  1. 当社独自の印刷工法によるエネルギー消費量、水・薬液使用量の大幅な削減
    当社独自のロールtoロールによる印刷工法は、製品形成において必要な箇所のみに無駄なく材料を印刷し、従来の工法である蒸着プロセスによるITOのタッチパネルと比較し、エネルギー消費量、水・薬液の使用量を大幅に削減した環境にやさしい生産プロセスを実現しています。
  2. 使用したインクをリサイクル
    使用したインクをリサイクルし、使用する材料を有効活用する取組を行っています。