位置ズレ吸収可能な基板対基板フローティング小型電源コネクタ「DW11シリーズ」を販売開始

2024年2月20日

 日本航空電子工業は、定格電流20A DC、定格電圧250V DCの電力供給に対応し、X方向とY方向のフローティング量±0.8mmを実現した、基板対基板フローティング小型電源コネクタ「DW11シリーズ」の販売を開始いたしました。

基板対基板フローティング小型電源コネクタ「DW11シリーズ」
 

概 要

 昨今、さまざまな装置や機器の扱うデータ量が増加しており、増加したデータを高速に処理するために、使用される基板では大きな電力供給が必要となっています。また、基板間をコネクタで接続する際はコネクタの嵌合位置が見えないため、基板間の位置ズレ吸収が可能な、フローティング機構を備えたコネクタが求められます。
 当社は、これらのニーズを満たす基板対基板フローティング小型電源コネクタ「DW11シリーズ」を開発し、販売を開始しました。本製品は、定格電流20A DC、定格電圧250V DCの電力供給に対応しながら、当社独自のコンタクト構造を取り入れることで、X方向とY方向のフローティング量±0.8mmを実現しました。お客様のご要求仕様に沿って、電源端子の極数をカスタマイズ可能なコネクタです。
 本製品は通信インフラ装置、ICT機器、産業用機器、計測機器、放送機器、その他の装置・機器においても、幅広い基板対基板の電力供給部位にご使用可能です。
 当社は今後も、お客様の多様なニーズにお応えしてまいります。

特 長

  • 当社独自のコンタクト構造を取り入れたフローティング機構
  • フローティング可動量は、X方向±0.8mm、Y方向±0.8mm
  • 定格電流20A DC、定格電圧250V DC
  • 端子の極数は、お客様のご要求によりカスタマイズ可能

適用装置・市場

通信インフラ装置、ICT機器、産業用機器、計測機器、放送機器、他

一般仕様

項目 仕様
使用温度範囲 ー40℃~+85℃
挿抜寿命 30回
極数 4極
接触抵抗 4mΩ以下(試験後)
定格電流 20A DC
定格電圧 250V DC
挿抜力 挿入力90N以下(初回)、抜去力10N以上(3回挿抜後)
耐振性 全振巾1.5mm、10~55Hz各2h、計3軸6h
耐衝撃性 正弦半波490m/s2(50G)3軸、X,Y,Z軸正負方向に各3回合計18回
耐電圧 AC 500V r.m.s 1分間異常ないこと
適合基板 プラグ側:t1.6mm~t3.0mm、ソケット側:t1.6mm~t3.1mm
※半田実装方法のご質問や、端子追加等のご検討などございましたら、当社へお問い合わせください。

材料/仕上

  構成部品 材料/仕上
プラグ コンタクト 銅合金 / 錫
ハウジング PA9T
ソケット コンタクト 銅合金 / 錫
ハウジング LCP

外形寸法(実装後の寸法)

FO-BD7D

DW11 シリーズのご紹介はこちら >

DW11 Series image

 

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