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非磁性対応SMPS同軸コネクタを試作開発

2025年7月18日

日本航空電子工業は、国内外で研究開発が進んでいる量子コンピュータをはじめとする次世代装置のさらなる高密度化に対応するため、非磁性対応SMPS同軸コネクタを試作開発しました。

非磁性対応SMPS同軸コネクタ
試作開発した非磁性対応SMPS同軸コネクタ
(左:ストレートジャックハーネス、右:ストレートプラグレセプタクル)

概要

近年、AIや量子暗号化、社会交通インフラの最適なシステム運用、創薬研究などの分野で、膨大なデータ解析や最適解を導く量子コンピュータ(*1)の開発が進んでいます。また、テラヘルツ波を使用したデバイス開発や、医療分野における診断装置の高度化が進んでいます。こうした次世代装置においては、電子部品に対するさらなる小型化や高周波対応へのニーズが高まるとともに、使用環境によってはコネクタの構成部品の材料物性が装置性能へ影響するため、その使用環境に適応したコネクタが求められています。
このような背景の中、当社は2022年10月、装置の正常動作を妨げる磁性の影響を受けない非磁性対応SMPM(*2)同軸コネクタを試作開発しました。この度、一層の小型化ニーズに応えるため当社比で実装面積を約45%削減した非磁性対応SMPS(*3)同軸コネクタおよび超低温環境に対応した非磁性同軸ケーブルのアセンブリ品を新たに試作開発しました。
今後は、当社の高度な開発技術力を活用し、さらなる多芯化・高密度化を実現する非磁性同軸コネクタやテラヘルツ波を見据えた製品の開発に取り組んでまいります。

  • 量子力学的な現象を利用した、従来のコンピュータをはるかに超越した計算・処理能力を持つとされるコンピュータ
  • 嵌合間口が規格MIL-STD-348Aに準拠
  • SMPMより小型の同軸コネクタ

特長

  • 非磁性
  • 嵌合間口:Corning社製G3PO嵌合互換
  • 接続タイプ:基板対ケーブル開発済み、単芯多連による高密度タイプ検討中
  • 嵌合方式:嵌合離脱容易なプッシュオンロック方式を採用
  • 小型化

比較写真
比較写真(左から)
SMPMストレートジャックハーネス、プラグレセプタクル
SMPSストレートジャックハーネス、プラグレセプタクル

寸法比較
寸法比較

適用装置・市場

  • 量子コンピュータ
  • 通信市場
  • 医療市場

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