曲面や動きのある対象物に取付け可能な「フレキシブル接続技術」を開発

  • 概 要
     日本航空電子工業は、従来技術では困難であった曲面や動きのある電気接続対象物への取り付けを可能にする軽量、低コスト、低背、防水といった要求に応えるための「フレキシブル接続技術」を開発しました。
     今後、産業分野、医療・介護・ヘルスケア分野などにおけるフレキシブルなデバイス(機器)での適用を目指すとともに、センサモジュール用途への応用も検討しており、CEATEC2017に参考出展致します。

     AIやIoTなどのICTをはじめ、ロボットなどの産業分野、医療・介護・ヘルスケア分野などにおける新たな価値の創造に向けて、より自由な形状や柔軟性を持った機器・デバイスの開発が進められています。そうした中では、接続形態についても、従来にはなかった、屈曲、振動、伸縮等、フレキシブル・ストレッチャブルデバイスの動きに追従する接続技術の要望が高まっております。
     現在、電子部品をフィルム上に接続するには、ハンダや導電性接着剤などが用いられていますが、これらの接続は、フィルムの屈曲運動や実装した部品が振動するなどの動きが生じるデバイスでは、柔軟なフィルムと硬い接続部に歪みが集中し接続信頼性が損なわれる問題があります。
     今回開発した「フレキシブル接続技術」は、柔軟な弾性体上に電極を形成し、圧力により変形した弾性体の復元力により接圧を保持する構造になっております。電極同士の電気接続界面にハンダや導電性接着剤などが介在しないため、デバイスの動きに柔軟に追従し、安定した電気接続を提供できます。
     弾性体の復元力を誘起するための固定端保持機構としては、①弾性体に接着性を付与する化学的な接続機構【図1参照】と、②弾性体をファスナー嵌合構造にする物理的な接続機構【図2参照】の技術群を有しております。これらのフレキシブル接続技術は、電極を密閉した防水構造であるため、屋外使用やウェアラブル用途などへの展開も期待されます。

    【図1】

    【図2】

  • 特 長
    • 熱レス接続・実装により、熱に弱い材料との接続が可能
    • 熱変形、圧着による歪みが生じにくい接続方式
    • 電極面同士の接触接続により動きに対し安定した接続構造
    • フィルムが複雑な形状へ追従するため、機器の小型化・高密度化が可能
    • 弾性体が隙間を充填することにより接続部を密閉した防水構造
       
  • 適用市場
    車載/ウェアラブル/ロボット/介護・医療などの市場におけるフレキシブルデバイスとの接続および実装

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