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2020年3月期決算について

2020年4月24日

本日発表いたしました、2020年3月期決算の概要をお知らせいたします。

●2020年3月期決算概要(累計)
 当社グループの2020年3月期の連結業績は、
■ 売上高

2,081億06百万円

(前年同期比  93.7%)
■ 営業利益

141億50百万円

(前年同期比  81.8%)
■ 経常利益

143億52百万円

(前年同期比  79.6%)
■ 当期純利益

111億41百万円

(前年同期比  82.5%)

 となりました。
 この業績の背景・要因は以下によるものです。
 
 世界経済は、通商問題をめぐる不確実性と地政学リスクの高まりから、米国における製造業の景況感の低下や中国での内需低迷、また、わが国における輸出伸び悩みなど減速感が増す中、第4四半期に入り、中国・アジアを中心に新型コロナウイルスの影響により、一段と厳しい状況となりました。
 当社の関連するエレクトロニクス市場においては、成熟化する携帯機器市場の中で、中国スマートフォン市場で若干の成長回復が見られたものの、自動車市場は世界的な販売台数の減少から需要が低迷したほか、産業機器市場も中国における設備投資抑制による停滞が続き、総じて厳しい事業環境下で推移しました。

 このような状況のもと、当社グループは、主力のコネクタ事業を中心に、成長市場・機器に対し積極的なグローバルマーケティングと新製品開発活動のスピードアップによる受注・売上拡大を図るとともに、内製化の更なる強化によるコストダウン、設備効率化及び諸費用抑制など経営全般にわたる効率化を推進し業績向上に努めました。
 しかしながら、各市場で需要が減少したことに加え、第4四半期には、中国の生産拠点での操業や中国からの部材調達が一時ストップしたこと、及び3月中旬以降、フィリピンの生産拠点での操業停止が継続するなど、新型コロナウイルスの影響を受けたことから上記業績となりました。

 なお、当期の期末配当金につきましては、1株につき20円を予定しております。この結果、当期の年間配当金は、中間配当金(20円)とあわせて1株につき40円となります。

●2021年3月期通期見通し
 当社グループを取り巻く事業環境は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の今後の行方が予測できないことに加え、都市封鎖や外出自粛などにより経済活動が急速に落ち込み、厳しい状況が続くものと見込まれ、先行きの見通しが非常に困難な状況であります。
 また、当社の海外生産拠点への影響も、中国は規制解除により正常操業に戻りつつありますが、フィリピンに加え、メキシコの生産拠点で操業停止を余儀なくされているなど、生産面への影響が拡大しており、操業再開や、生産の正常化の時期などは予測できない状況にあります。
 このような状況のため、2021年度3月期の連結業績予想については、現時点において新型コロナウイルスの影響等、合理的に算定することが困難なため、未定とさせていただきます。今後、合理的に算定することが可能となった段階で、速やかに公表いたします。 なお、2021年3月期配当予想につきましても、上記業績予想と併せ公表いたします。
 
以 上

お問い合わせ

IR情報


経営企画部
Tel. 03-3780-2716 Fax. 03-3780-2733

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