タッチパネルのメーカーなら産業用タッチパネルの製造を行う日本航空電子工業株式会社へ　車載用タッチパネルに求められる特性

スマートフォンに慣れたユーザーが多い昨今、タッチパネルがついていないモニターに不便を感じる方もいらっしゃるでしょう。近年は様々なメーカーが車載用タッチパネルの製造を行っているため、多くの自動車にタッチパネルが搭載されるようになりました。

こちらでは、そんな車載用タッチパネルの主流や求められる特性についてご紹介します。産業用タッチパネルのメーカーをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

タッチパネルは検出方式によっていくつかに分けられますが、車載用タッチパネルの主流は静電容量方式です。静電容量方式はスマートフォンやタブレットに使われており、これらと同じ操作感を得る目的で採用されているのです。

静電容量方式は透過率が高く、2点以上の接触や接点の移動をスムーズに検知できるという特長があります。つまり、スマートフォンの地図アプリと同様、カーナビの地図も指2本で拡大したり、地点を移動させたりできるということです。

また、自動車のコックピットのデザイン性を重視する場合にも、静電容量方式はおすすめです。なぜなら抵抗膜方式の場合、フィルムへの圧力で検知するため表面を押し込めるような柔らかな膜にしなければなりません。

しかし、静電容量方式は表面をガラスやプラスチックのパネルで覆うことができるため、デザイン面で優れているのです。

車載用タッチパネルでは、車載特有の特性が求められます。

耐環境性

耐環境性は基本的な特性です。特に、温度・湿度を考慮することが大切です。夏場、車内の温度は急上昇します。特にダッシュボードには直接日光が当たるため、最高で70℃以上になるとも言われています。

タッチパネルを搭載するカーナビやオーディオはダッシュボードに装着するのが基本であるため、この温度に耐えることができるよう耐熱性を重視しなくてはいけないのです。

また、湿度についてですが、梅雨の時期や雨の日など、車内は高湿度になるため、こういった環境下でも耐えられるタッチパネルでなくてはいけません。

画面輝度

車載用タッチパネルは、太陽光のもとでも使われます。スマートフォンやタブレットであれば向きを変えたり、手や体で太陽光を遮ったりすることができますが、車に取りつけられたタッチパネルではそうはいきません。そのため、太陽光に阻害されない光学性能が必要なのです。

防汚性

車載用タッチパネルは指で操作するため、表面が指紋や皮脂などで汚れることは避けられません。汚れは画面が見にくくなるだけでなく、タッチ検知の低下にもつながるため、汚れにくい素材または拭き取りやすい素材の使用が求められます。

他にも、車載用タッチパネルの市場では応答速度、透過率、液晶の解像度など、様々な特性が要求されます。

産業用タッチパネルの需要が高まっていることから、様々なメーカーが開発・製造を行っています。産業用タッチパネルは、目的に合ったものを選ぶことが大切です。

産業用タッチパネルの開発・製造を行うメーカーをお探しの方は、日本航空電子工業株式会社にご相談ください。車載・医療・産業機器で求められるノイズや高温高湿などの過酷な環境下での安定した動作だけでなく、手袋をつけた状態での入力や水滴での誤作動防止など、高いセンシング技術で製品化しています。

他社に先駆けた2012年に車載向け静電容量タッチパネルの量産化をはじめた実績豊富なメーカーですので、まずはお気軽にお問い合わせください。