環境報告書2010

環境監査

環境監査

 航空電子グループ統合環境マネジメントシステムは、2005年8月のグループ統合認証後4回のISO14001審査を受審しました。内部環境監査では、特に地球温暖化対策に重点を置き、リスク予防の観点から各管理者や責任者の役割と責任にも着目して監査を実施しました。
●ISO14001定期審査の結果
 ISO14001定期審査では、ISO14001:2004規格に基づく環境マネジメントシステムが継続して有効であるとの結果となりました。但し、改善の機会として監視・測定機器の校正に関する指摘が多くありました。この点については設備等のリスク管理の課題としてさらなる改善に取り組んでいきます。
●内部環境監査の結果
 航空電子グループ内部環境監査では、力量、教育訓練及び自覚の項目に関して多くの指摘がありました。これは昨年度のマネジメントレビューで指示された引き継ぎ事項の明確化についての確認を内部環境監査に取り込んだことによります。また、ストロングポイントについては、グループ内への水平展開が推奨できる地球温暖化対策の施策を重点的に取り上げるよう監査方針で指示し、8件中6件が地球温暖化対策関係となり内部環境監査を通じて効果的な水平展開ができたと考えます。
 内部環境監査における不適合は、遅滞なく是正処置を講じ再発防止を図っています。また、内部環境監査の結果はグループ環境統括担当役員に報告し、マネジメントシステムの見直しに反映しています。
 2009年度の環境品質内部監査は受審部門に在籍する環境アドバイザーの自己評価方式で実施しました。指摘が少なかった昨年度と比べると、自己評価による効果によって新たに指摘された事項も認められました。今後、環境品質内部監査全体の効率化と効果を見ながら改善を図って行きます。

■2009年度 ISO14001定期審査
審査実施サイト ストロングポイント 指摘事項
改善指摘事項
(カテゴリーA)
改善指摘事項
(カテゴリーB)
改善の機会
航空電子グループ 0件 0件 0件 13件
■2009年度 内部環境監査
審査実施サイト ストロングポイント 指摘事項
不適合 観察事項 要望事項
グループ内部環境監査 7件 6件 49件 43件
グループ環境品質内部監査 13件