環境報告書2014

航空電子グループの森

「航空電子グループの森」は環境経営のシンボルとして、奥多摩の森林保護や水源の涵養(かんよう)、グループ社員の森林保全体験を通しての環境意識向上を目的として開設しました。
ここには四季折々に鮮やかな色合いが楽しめるヤマザクラ、イタヤカエデ、コブシや、本来奥多摩の森林に自生し、その実がそこに生息する動物の餌となるコナラ、ケヤキ、トチノキ、オニグルミ、ヒノキなど、およそ3,500本が植えられています。

航空電子グループの森では、これまでにのべ350名以上のグループ社員の参加により、(1)植樹、(2)若木が育つ期間の下刈り、(3)シカの食害対策用ネット設置、(4) 幹や枝にからみついて樹の成長を妨げる「つる」の除去作業などを行ってきました。
開設当初の状態
現在の状態

航空電子グループの森は開設から10年が経過し、社員が植えた樹々も3mほどに成長し、今年度は樹木の生育を促すために除伐を行います。春先にコブシやヤマザクラが花を咲かせ、秋にはまだ小さいながらも紅葉を楽しめるようになってきました。また、樹々が育つにつれ多くの植物や鳥類が見られるようになってきました。ただ、今年2月に記録的な大雪により、樹木の一部が倒木・幹折れが発生いたしましたので、今後、樹木の修復に取り組んでまいります。
春のヤマザクラ
大雪により倒木したヒノキ
社員による森の歩道整備作業風景
完成した森の歩道

「航空電子グループの森」は、地域活動、土地・緑化管理、水涵養など、事業活動だけではなく地域貢献活動を通して生物多様性の維持、回復に貢献していくと共に、環境経営のシンボルとなっています。

航空電子グループの森概要
所在地 奥多摩町氷川字大沢入
面積 1.33ha
概要 •航空電子グループ、山林所有者、東京都農林水産振興財団の三者分収造林契約(整備期間:平成16年 ~50年間)
•樹種・・・ヒノキ、ヤマザクラ・イタヤカエデ・コブシ・コナラ・ケヤキ・トチノキ・オニグルミ等の広葉樹