NACS規格対応コネクタKW51 【開発中製品】
2024年12月17日
環境問題への意識の高まりにより、二酸化炭素排出量を削減するためにクリーンエネルギーへの移行が求められ、電気自動車(EV)の普及が拡大しています。
EV充電は世界各地で方式・規格が異なりますが、現在北米におけるEV充電の標準はCCS1方式が使用されています。一方で、大手EVメーカーの米テスラ(Tesla, Inc.)は独自の充電方式で展開し北米で大きなシェアを確立していますが、このテスラの充電方式が「北米充電標準規格(NACS)」として公開され、この規格をベースとして、現在SAE(*1)が規格番号J3400(*2)の制定を進めています。その結果、テスラ以外の各国の主要カーメーカーも2025年以降の北米向けEV充電にNACS規格を採用する事を表明しており、今後北米でのNACSの普及が予測されます。
このような背景を受け、JAEはKWシリーズとして各種規格品(CHAdeMO、CCS1、CCS2)の開発で培ってきたノウハウを反映し、NACS対応EV充電用コネクタKW51の2025年アメリカでの量産開始に向け開発を進めています。
(参考スペック)
特長
- SAE J3400規格準拠
- UL2251(*3) 認証取得予定
- 当社の特許技術により嵌合耐久性が大幅に向上(*4)
- 軽量で柔軟性のあるケーブルを採用
- 取り回し性を考慮したハンドル設計
一般仕様
定格電圧(DC) | 1000V |
---|---|
定格電流(DC) | 300A |
防水レベル | IP54 |
温度センサー | PT1000×2 |
嵌合耐久性 | 30,000回以上 |
使用温度範囲 | -30℃~+40℃ |
外観・寸法
(単位:mm)
- SAE:Society of Automotive Engineers(自動車技術者協会)
- J3400:電気自動車(EV)の充電インフラに関する標準規格
- UL2251:電気自動車(EV)用の充電コネクタ・インレットに関する安全基準
- wearzerOTMテクノロジーを適用
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