2024/01/18
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基板対基板コネクタ
ウェアラブル機器の動向と主要機器向けコネクタソリューション
ウェアラブル機器は、利用目的により、「デジタル環境への接続性を高める機器」と「心拍数・血圧・歩数などの活動水準や睡眠・カロリー消費量などの生理学的データをモニタリングし記録する機器」に大別されます。前者を代表する機器にはウェアラブル市場を牽引してきたスマートウォッチがあり、更なる高機能化と軽薄短小化が図られていくものと考えられます。また、後者にはスマートウォッチなどでは測定不可能な心電や全身モーションセンシングなど、より高度な情報を記録・収集することができるスマートテキスタイル型の機器があり、今後、医療分野での活用も期待されています。
スマートテキスタイル向けコネクタ ソリューション
ウェアラブル技術の完成形とも言える「服を着るだけのスマートテキスタイル」は、あらゆる生体信号を読み取りやすく、簡便性を求めるユーザーにも受け入れられ、既にスポーツ分野での体調管理用途のほか、現場作業者の安全管理を目的とした実用化が始まっています。
このような環境の中、日本航空電子工業(JAE)は、業界で初めてスマートテキスタイル用に複数極数でも1アクションで容易に着脱が可能なスナップボタンタイプで、扱いやすくユーザーフレンドリーなコネクタである「RK01シリーズ」を開発・販売しています。「RK01シリーズ」はスマートテキスタイル素材・極数の多様性に合わせてカスタマイズできる高い汎用性を持たせてありますので、お客様のスマートテキスタイル製品の小型化・高機能化に向けた最適なコネクタソリューションとなります。
ユースケース
繊維メーカー各社様が導電素材を使ったスマート衣料事業に力を注がれており、色々な用途への活用が進んでいます。
「RK01シリーズ」は、プラグコンタクトの一括結線構造とワンアクション操作により、高度な生体情報モニタリング機器をサポートします。
スマートテキスタイル用コネクタ 「RK01シリーズ」の主な構成部品と特長
「RK01シリーズ」は、業界で初めてスマートテキスタイル用に開発したコネクタです。
テキスタイル側コネクタのプラグコンタクトとインシュレータ及び、トランスミッタの回路基板に表面実装されるレセプタクルコンタクトで構成されます。アパレル製品で広く普及しているスナップボタンタイプを採用しているため、誰にでも扱いやすいユーザーフレンドリーなコネクタとなっており、モーションセンシングなど複数のセンサ伝送を必要とする場合に最適な製品です。
【特長】
洗濯機での丸洗いが可能
テキスタイル側コネクタは洗濯が必須になりますので、繊維製品の家庭洗濯試験であるJIS L 1930(C4G)試験に対応しています。
導電繊維を一括結線可能取付け作業を
大幅に削減
プラグコンタクトと導電繊維は信頼性の高い当社独自の結線構造により、一括で結線できる構造となっているため、取付け作業工数が大幅に削減できます。
複数のスナップボタン端子を
ワンアクションで着脱可能
レセプタクルコンタクトにフローティング機構を備えることで、製造公差の累積により生じるプラグコンタクトとの位置ズレを吸収し、複数芯数でもワンアクションでの着脱が可能です。
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スマートテキスタイル用コネクタ「RK01シリーズ」のカスタム開発プロセス 詳細資料 ダウンロード
RK01シリーズのカスタム開発プロセス詳細資料(PDF)をご覧ください。
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