環境報告書2010

サイト情報・国内 海外

2009年度の各サイトにおける活動の中からいくつかをご紹介します。

●弘前航空電子

環境目標として掲げた、地球温暖化対策(CO2の削減)、素材の削減、化学物質の削減、産業廃棄物の削減、グリーン調達の推進の全5項目において達成する事ができました。特に、地球温暖化対策については年度の途中で当初計画の約50%アップの数値目標に上方修正する等の取り組みの強化を図り、産業廃棄物の削減についても単なる廃棄物の削減に留まらず素材の削減にも寄与しています。 その他、クールビズ、ウォームビズ、ライトダウンキャンペーンへの参加はもちろん、北海道・青森県・秋田県・岩手県の4道県が一体となって取り組んでいる「あったまろうキャンペーン」への初参加や会社周辺の清掃活動等の地域貢献活動、更には外部講師による燃費計を搭載した車両を使用してのエコドライブ講習会等を継続しています。 

エコドライブ講習会

●山形航空電子
取り組んだ全ての環境目標において目標を達成できました。特に地球温暖化対策の一環として、エネルギー使用によるCO2排出量の削減を推進しました。具体的には、夏期は生産機器等から発生する排熱を強制的に外に排出するようダクトを取り付け、熱が工場内にこもらないよう排気効率を上げたことにより冷房負荷が減り電力量使用量が削減されました。また、冬期は夏期とは逆に生産機器からの排熱を工場内に排出し暖房の補助の熱源として利用し、重油の消費量を前年度に対し大幅に削減できました。

●富士航空電子
改善活動においては、年度目標として掲げた、CO2削減、素材削減、化学物質削減、産業廃棄物削減、グリーン調達について全て目標を達成しました。CO2削減目標に関しては業務の工程改善により年度目標を達成することができました。2010年度においても引き続き地球温暖化対策(CO2削減)を主目標に改善活動に取組んで行きます。なお、2009度は市内中学校との環境美化活動を計画しておりましたが、インフルエンザ流行の関係もあり、中止となりました。

●信州航空電子
2008年度以降、世界的な景気後退の影響で生産が大幅減少し、エネルギーや化学物質の投入量、廃棄物の排出量といった環境パフォーマンスは低い数値で推移しましたが、地球温暖化対策(CO2削減)については新政権がチャレンジ25キャンペーンを展開するなど社会的要求が一層高まる情勢にあり、当社においても環境管理の最重要課題の一つと位置付けて様々な施策に取り組んできました。例えば、2009年度は第2工場の空調機に新たにインバーターを設置して稼動電力を最適化し成果をあげています。 

JAEグループ各社のクリーン運動
JAEグループ各社においてはそれぞれの事業所の周辺地域のクリーン運動に参加しています。
 

昭島クリーン運動(JAE)
美化ピカ運動(HAE)
美化活動(FAE)
天竜川水系環境ピクニック(SAE)

 

横根山工業団地クリーン作戦(YAE)

●JAE Oregon
めっき工程で発生する廃棄物の削減、生産系排水の削減、エネルギー使用量の削減などを目標として活動を進めました。エネルギー使用量の削減においては、成型材料乾燥機のエアホースの構成を変更し、従来屋外へ排出していた空気を再利用することでエネルギー使用量削減の成果を上げています。

●JAE Taiwan

主に省資源及び省エネルギー対策について活動しました。省資源対策として梱包箱の回収・再利用と水使用量の削減を推進し、省エネルギー対策としては、空調や照明の使用の管理徹底、生産用圧縮空気の漏洩防止などの活動を行いました。 


●JAE Philippines

2009年度の活動においては省エネルギーと節水に焦点を当てました。節水対策としては、従来から実施しているトイレの洗浄水の全量/半量使い分けを更に進めると共に、洗面台の蛇口を自動に閉まるようにしました。また、漏水を見つけやすくするため給水配管の地上化を実施しています。省エネルギー対策としては空調の使用電力削減などを進めています。

地上化された給水配管

●JAE Wuxi

2009年度は省エネルギー対策及び有害化学物質対策を目標として活動しました。省エネルギー活動においては空調と照明の使用電力削減を進めています。空調機のエネルギー効率を改善するため適切な保守管理や配管の保温強化を行い、また、空調使用の責任者を選任するなどの管理を徹底しています。照明については昼夜の別や気象状況によって点灯する蛍光灯の数を加減する施策や作業区域の照度の調整を実施しました。 

空調配管の保温強化

●JAE Wujang

目標として省資源、省エネルギー、廃棄物削減及びグリーン調達などについて活動を進めました。特に省エネルギー対策においては、照明の効率改善及び管理の徹底、空気圧縮機運転の合理化、空調温度の適切な管理、PCディスプレイの輝度調整などを行い、電力使用量の削減を達成しています。

反射板による照明効率改善