環境報告書2010

製品に含まれる化学物質の管理(サプライチェーンマネジメント)

グリーン調達の状況

 航空電子グループでは、サプライチェーン全体としての環境保全体質確立のため、お取引先と協力し、環境不具合を発生させない体制の確立を目指しています。
 特に重要と考えられる工程を担当されているお取引先に対しては、その二次以降のお取引先も含めて環境品質確認を行っています。 

 また、年度毎に環境品質確認に対する環境管理計画を立て、進捗状況を管理しております。
 2009年度の環境管理計画に対する実績は以下の通りであり、目標値を超える成果を達成しています。
 ・2009年度環境品質確認実施取引先数:目標値286社に対し、実績303社

環境アドバイザー認定制度

 航空電子グループでは、お取引先の環境品質確認を担当する「環境アドバイザー」認定制度を2004年度に導入しています。
 この制度では、決められた内容の教育を受講し、試験に合格した者のみを「環境アドバイザー」に認定し、2009年度は国内/海外合せて29名の新「環境アドバイザー」が誕生しました。
 その結果2010年3月末で国内/海外合せて約280名の環境アドバイザーが各地のお取引先の環境品質確認を行っています。

 

化学物質含有管理

 コネクタ等の新規開発品につきましては、環境対応確認と設計への反映のため、保証書・分析データ等を入手し、独自の環境データベースで管理しています。
 また、国内・海外生産工場に蛍光X線分析装置を設置し、受入検査・初回品検査等で有害物質の分析を行い、環境不具合品を入出荷しない管理体制を構築しています。
 更に、環境品質管理体制の構築状況を確認するため、2006年度から毎年度内部環境品質監査を実施し、体制の維持・強化に努めています。