環境報告書2011

素材の削減

資源の有効利用を図るため、製造段階において投入した素材が廃棄物となる量(割合)を減らすための対策を進めています。
以下に主な素材の有効利用の取り組みについて紹介します。

●JAE、YAE
プレス用金属材料の材料幅の見直しにより素材使用量及び廃棄物排出量を削減する施策を進めています。
また、成形材料の再生材利用による新規投入材料の削減を行い、CO2削減に成果が現れています。

●HAE
成形品を取り出した時に排出される不要なスプルー・ランナーの縮小化、ゲートの数・形状・配置の改善、及びコールドランナーからホットランナー化などを行い、成形材料の削減を進めています。

●FAE
金型部品製造工程(放電加工)で使用する銅合金の電極材の再使用率向上の取り組みにより、大幅な使用量削減ならびに金属廃棄物の削減に寄与しています。

●SAE
大型機械加工装置での切削加工しろの縮小の取り組みを継続的に行っており、目標を大きく上回る削減を達成しました。これにより間接的に削減したCO2は約8.8トンに相当します。
切削加工の初期段階は品質確保のため製品毎に若干の余裕を持った切削加工しろを設定しますが、蓄積したノウハウに基づいて切削量をギリギリまで減らすことにより、環境経営面にも配慮した部品加工を推進しています。