環境報告書2012

素材の削減

資源の有効利用を図るため、製造段階において投入した素材が廃棄物となる量(割合)を減らすための対策を進めています。
以下に主な素材の有効利用の取り組みについて紹介します。

●JAE、YAE
プレス用金型の小型化、金属材料の材料幅の見直しにより素材使用量及び廃棄物排出量を削減する施策を進めています。
また、成形材料の再生材利用による新規投入材料の削減を行い、CO2削減に大きな成果が現れています。

●HAE
プレス用金属材料の材料幅及び端子保護材削減による素材使用量の削減。又、成形品を取り出した時に排出される不要なスプルー・ランナーの縮小化、金型設計におけるゲートの数・形状・配置の改善、及びコールドランナーからホットランナー化などを行うことで成形材料を削減、更に混合材利用による新規購入投入材料の削減も進めています。

●FAE
金型部品製造工程(放電加工)で使用する銅合金の電極材の再使用率向上の取り組みにより、大幅な使用量削減(240.3kg(目標値200kg))ならびに金属廃棄物の削減に寄与しています。

●SAE
大型機械加工部品の切削加工しろ縮小の取り組みを継続し、CO2削減効果の係数が大きいチタン素材部品の内製化拡大などにより、間接的に削減したCO2は年度目標10.7トンを大きく上回る約15トンに達しました。