環境報告書2016

製品への環境配慮

製品への取り組み

 製品の製造、使用、及び廃棄の各段階における環境負荷を低減するため、設計段階から環境へ配慮した取り組みを進めています。  製品設計においては、有害性の低い材料の使用や製品の省電力化を進め、金型設計においても成型材料の利用率向上や金型の長寿命化などに取組んでいます。  以下に各製品における環境配慮について紹介します。

●コネクタ事業
USB Type-C コネクタ DX07 シリーズ

  1. 製品構造による省資源化
    従来型USB Type-Aコネクタに比べ、形状寸法が縮小化。コネクタを構成する素材の量を削減することができました。
  2. 製品仕様による顧客の省エネルギー化
    本製品はUSB Power Delivery 3.0規格に対応したコネクタで 携帯機器の充電に必要なハードウェアの削減に貢献するものです。
    各種携帯機器毎で異なる充電電圧が必要な場合 電力情報を携帯機器側と電源(PC等)側の双方でやり取りを行い、(本製品DX07シリーズUSB Type-C コネクタ経由)その機器に適合した電圧を電源側が供給することを可能としています。 これにより従来は、各機器毎にACアダプタが必要であったものが 一つの電源で対応可能となりました。
  3. 製品納入形態による顧客の省エネルギー化
    エンボステーピングでの製品納入により、自動実装が可能で、生産効率向上に貢献。
  4. 環境対応仕様(RoHS対応品)
    コンタクトは、鉛フリーめっきを使用し、RoHS規制の禁止物質は不使用。


●インターフェース・ソリューション事業
液晶タッチパネルモニタ(UT3シリーズ)
  1. 環境負荷物質の使用量削減
    鉛フリーはんだの使用、三価クロム表面処理の採用等によるRoHS指令対応に加え、LEDバックライトの採用により水銀レス化を実現しています。
  2. 未使用時の電力消費を低減
    従来より電源回路の高効率化やLEDバックライトの採用により省電力化を実現してきましたが、近年はオート・パワーセーブ機能を搭載し、未使用時の電力消費量を従来比50%程低減しています。