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サーボ向けコネクタ「JN6」の仕様と製品構造 様々な規格・種類のコネクタを開発

近年、小型サーボモーター業界において急速に小型化への検討が進んでおり、サーボモーターへのI/O接続として、省スペースかつローコストとなるコネクタの要求が高まっています。これらの要求に対応するため、日本航空電子工業株式会社では小型サーボモーター用コネクタとしてJN6 シリーズを開発しました。

開発したJN6 コネクタは電源用3極、アース用1極、計4極のコネクタで、小型・低背・ローコストの要求に対応したコネクタとなります。ここではJN6 コネクタの概要と仕様、製品構造についてご紹介いたします。

JN6 シリーズの概要

主にFA機器に使用されている小型モーターにおいて、機器の省スペース化に伴い、モーターのさらなる小型化が進んでいます。また、従来はケーブルを直接接続するケースの多かった小型モーターにも、近年ケーブル接続部をコネクタ化する傾向が見られ、小型モーターに使用可能な省ペース対応コネクタの要求が増えている状況です。

このような要求にこたえるため、小型モーターの動力用コネクタとしてJN6 シリーズの開発を行いました。JN6 シリーズは形状、構造、材質をシンプルにして、小型化、低背化、ローコスト化を追求したコネクタとなります。ローコストを実現するため、外殻はオールプラスチックタイプとしています。

また、小型化への対応として、接触部と圧着部が斜めに配置されたコンタクトを採用し、コネクタを低背化すると共に結線作業性を改善しています。

今回開発したJN6 シリーズは、小型モーターの電源(3極)、アース(1極)へ接続する動力用のコネクタとなります。

電源用コネクタとして安全に使用していただけるよう、TÜV認定対応の製品設計を行っており、また、小型モーターの使用環境に対応できるよう、防水性、耐油性、耐熱性に優れた規格のコネクタとなっています。

JN6 コネクタの仕様

表1に小型モーター用JN6 コネクタの仕様を示します。小型モーターの電源への配線に対応したコネクタ仕様となっています。

JN6コネクタ仕様

図1にJN6 コネクタの製品図を示します。レセプタクルは基板へ接続するスルーホールタイプで、プラグはケーブル接続タイプのコネクタとなります。

コネクタ製品図

JN6 コネクタの製品構造

1.レセプタクル

図2にレセプタクルの部品構成を示します。レセプタクルはコンタクト(アース端子含む)、インシュレータ、嵌合固定用ねじで構成されています。コンタクトはバー形状であり、基板にスルーホールにて固定、接続する方式を採用しています。

2.プラグ

図3にプラグの部品構成を示します。プラグは、ソケットコンタクト、インシュレータ、フード、ガスケット、取付ねじ、ブッシング、グランドナットにて構成されます。外殻部品(フード及びグランドナット)は樹脂材を適用しており、コンタクトは圧着結線を採用しています。また、プラグの固定はレセプタクルと嵌合後、取付ねじにより固定されます。

09-レセプタクル、プラグ部品構成

サーボモーター向けコネクタなど様々な規格・種類のコネクタをご提案!日本航空電子工業株式会社

コネクタは小さな部品ですが、質の確かなコネクタを使うことでサーボモーターの機能を最大限発揮することができます。サーボモーターに合わせて、適切な種類のコネクタ選びをすることが非常に大切です。

日本航空電子工業株式会社でもJN6 シリーズをはじめ、様々な規格・種類のコネクタをご提案していますので、お気軽にお問い合わせください。

サーボ向けコネクタ「JN6」をお探しなら日本航空電子工業株式会社へ

会社名
日本航空電子工業株式会社
Japan Aviation Electronics Industry, Limited
創業 1953年8月20日(昭和28年)
資本金 106億90百万円
代表取締役社長 小野原 勉
本社住所 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目21-1(渋谷ソラスタ)
電話 03-3780-2711
FAX 03-3780-2733
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