環境報告書2014

製品への環境配慮

製品への取り組み

 製品の製造、使用、及び廃棄の各段階における環境負荷を低減するため、設計段階から環境へ配慮した取り組みを進めています。
 製品設計においては、有害性の低い材料の使用や製品の省電力化を進め、金型設計においても成型材料の利用率向上や金型の長寿命化などに取組んでいます。
 以下に各製品における環境配慮について紹介します。

環境配慮型製品の例
コネクタ事業
単線接続 Cable Mate ES10シリーズ

  1. 製品構造による省資源化
    インシュレータレスによる小型・低背設計により省資源化に貢献し、また、ケーブルを両側から挟み込むバネ構造で接触信頼性の向上と抜去力の強化を図ることで1ピース構造を実現し、省資源化に寄与します。
  2. 製品仕様による顧客の省エネルギー化
    単線ケーブルの被覆を剥ぎ、直接挿入するだけで接続が可能であり、ケーブルを基板に半田付けする場合に比べ作業工数を大幅に削減し、また、2ピース接続コネクタに見られるようなケーブル側の方向性が無く、自動機組立による省力化(省人化)が可能になります。
  3. 製品納入形態による顧客の省エネルギー化
    エンボステーピングでの製品納入により自動実装が可能になり、また、自動機組立の導入により製品完成まで一貫した自動化が可能になります。
  4. 環境対応仕様(RoHS対応品)
    コンタクトの半田接合部は鉛フリーメッキを使用し、RoHS規制の禁止物質を使用しておりません。


●インターフェース・ソリューション事業
液晶タッチパネルモニタ(UT3シリーズ)
  1. 環境負荷物質の使用量削減
    鉛フリーはんだの使用、三価クロム表面処理の採用等によるRoHS指令対応に加え、LEDバックライトの採用により水銀レス化を実現しています。
  2. 未使用時の電力消費を低減
    オート・パワーセーブ機能を搭載し、未使用時の電力消費を低減しています。