環境報告書2021

化学物質の管理

化学物質の管理の改善

 作業者の安全や健康への配慮及び環境負荷低減に向けて、化学物質管理の改善に注力しています。取り組みの事例についてご紹介します。

化学物質使用量の削減

●化学物質登録品種の監視
 国内生産拠点の化学物質の登録品種の推移は下記グラフの通りです。JAEの登録品種が他の生産拠点に比べて多い理由は、生産だけでなく開発工場でもあり実験的な化学物質の利用が多いためです。これ以上化学物質登録品種が増加しないよう不要な化学物質が登録されていないか監視し、また、次項に示す化学物質使用量の削減を積極的に推進していきます。

●化学物質使用量の削減
 前年度に引き続き2020年度も、環境負荷を低減していくために、国内生産拠点毎に対象物質を選定し、化学物質使用量の削減を目指して継続して活動してきました。2020年度の化学物質削減活動の主な項目は以下の通りで、今後も化学物質使用量の削減を目指して活動していきます。

JAE:
・金めっき析出量削減による省金
・生産合理化等による登録物質の削減、代替え、有機溶剤の削減
HAE:
・めっきの前処理建浴時に投入する水酸化ナトリウムの削減
・めっき前処理用硝酸の使用量削減
・3価クロム廃液処理に使用する注入薬品の削減
YAE:
・プレスサンプルの脱脂等で使用する洗浄液の廃液の再利用化と廃液の分別回収の徹底による新規購入量の削減
SAE:
・水処理装置導入による空調用クーリングタワー水処理剤削減

PRTR情報

 PRTR(※マウスを置いて定義をご覧ください) 法の化学物質について、国内生産拠点の取扱量合計値の推移を下記グラフに示します。
 PRTR対象物質への対応として、洗浄剤として使用する1-ブロモプロパンについては、YAEにて、1-ブロモプロパンを含まない洗浄液の変更により減少しました。引き続き、再生品の利用(リサイクル)や繰り返し使用(リユース)による取扱量の抑制を推進していきます。

VOC情報

 VOC(※マウスを置いて定義をご覧ください) 関係物質の大気排出量について、国内生産拠点の大気排出量合計値の推移を下記グラフに示します。HAEにてイソプロピルアルコールやメタノールを使用する生産が増加したため、VOC大気排出量が増加しました。大気排出量の抑制に向け、装置停止時に余分なVOCが大気に排出されないように、装置内にダンパーを設置する等の削減対策を検討しています。また、容器の密閉性の改善や、取扱量の見直しを行っていきます。