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環境報告書2025

持続可能な社会の形成に向けて  社長 村木 正行

社長 村木 正行

 2024年も、引き続き気候変動が主な原因と考えられる熱波や豪雨により、干ばつや水害等の自然災害が多く発生しました。また世界の気温は2024年がこれまでで最も暑い年になったと報告されています。
 日本でも過去最高気温と言われ、特に猛暑日の日数の多さが顕著となりました。石川県能登では、元日の地震に続き、「令和6年9月能登半島豪雨」による大水害が発生し、甚大な被害をもたらしました。
 世界では、アメリカでのいくつもの大型のハリケーンの上陸による大規模な水害や、スペインにおける豪雨被害などが発生し、今後より一層気候変動対策にスピードを上げて対応していくことが重要と言えます。
 私たち航空電子グループは、サステナビリティ経営の一環として様々な環境活動を通じ、循環型社会の実現に取り組みながら、持続的に成長していくことが重要と認識しており、「環境との調和」を航空電子グループ企業行動憲章に掲げて、自然環境を尊重し、環境にやさしい企業活動を推進しています。
 環境活動については、関連する法令等を遵守し、事業活動から生じる環境への影響を十分に認識の上、絶対に公害を出さないという基本的な取組みはもとより、気候変動対策や生物多様性の保全など自然界全体の環境課題の解決に取り組み、また必要な情報について公表することを環境方針に掲げ活動しています。
 私たちは環境課題の中でも特に気候変動対策が最重要な課題と捉え、航空電子グループ全体としてこれに向けて取り組んでいます。
 具体的な取り組みとして、グループをあげての徹底した省エネルギー化や再生可能エネルギー導入を実施した結果、2022年に掲げた2030年度の温室効果ガス削減目標を大幅に前倒しして達成できたことから、昨年、新たな削減目標を設定しました。今後、その目標に向かって省エネや自家発電、再生可能エネルギー導入等の各種施策をこれまで以上に推進して行きたいと思います。
 航空電子グループは、今後も気を緩めることなく温室効果ガス削減を進め、気候変動の抑制に貢献するとともに新しい環境対応への取組みに挑戦しながら環境に優しいものづくりを実践することで、企業活動と地球環境保護の両立を図って参ります。今後とも皆さまのご支援、ご理解をお願い申し上げます。

社長 村木 正行